いつから私は人の最期に涙しなくなったのだろう――――――
人は生まれれば必ずいつか死が訪れる
それは誰もが平等にその身に宿した命―――――宿命だ
では私は?
色を奪われ  杭で打たれ  愛しい人すら失ってなお私は生きている
神はなぜ私にその血を分け与えた?
いたずらに永く生きることに何の意味がある?
その先に叡智があるというのか  真理が見えるというのか
生きる意味を失った私に何を信じて生きろと・・・・・・?
何人の人が私の前を通り過ぎて行っただろう
人々は小さな火を燈すように生き
死のときは火の消える入るように一瞬だ
なぜ・・・・・人の命はこんなにも儚い・・・・・・?
雨の中・・・・・またひとつの命が消えていく・・・・・・

どれだけの命の最期を見守ってきた・・・・・・?
どれ程の命をこれからも・・・・・見送り続けなくてはならない――――――
皆  先にいってしまう・・・・・私だけを残して・・・・・・
もう涙は溢れない
枯れてしまった・・・・・私の涙は――――――
・・・・・いつか私に・・・・・死を与えてくれないか・・・・・・
そして愛しい人の元へ・・・・・旅立たせてくれないか――――――

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